湿度が高く、気温も高まる梅雨は、室内が湿気で満たされ、洗濯が日常生活の大きな悩みの一つとなります。
連日の雨で室内干しが避けられず、洗濯物の乾燥が困難になることもあります。
洗濯機の乾燥機能を使用すると時間を短縮できます。
ですが、乾燥機能を使わなくても、多くの洗濯物を効果的に乾燥させる方法もあります。
梅雨時の独特の洗濯問題に対処するため、一つずつ丁寧に解決策を探っていきましょう。
雨の季節の洗濯機の乾燥機能の利用方法
市販の洗濯機には、とても便利な乾燥機能がついているものが多くあります。
この乾燥機能を使うことで、面倒な室内干しをしなくてもよくなり、洗濯の手間がぐっと減ります。
この記事では、洗濯機の種類とそれぞれの乾燥機能について紹介します。
洗濯機には、「縦型」の物と「ドラム型」の物の二つの種類があります。
縦型の洗濯機は、上から洗濯物を入れ多水量で動作するため、衣類の汚れを効果的に落とします。
しかし、縦型は衣類が絡みやすく、大きな衣料などの取り出しには構造的にも注意をする必要があります。
一方、ドラム型の洗濯機は衣類への負担が少ないうえ、少ない水で効率的に洗浄します。
ですが、ドラム型の洗濯機では、縦型の洗濯機に比べ洗浄力が柔らかく少ない水量で洗うため、色移りのリスクがあります。
家庭で使用する洗濯機には、乾燥機能が搭載されているものがあり、主に2つの異なるタイプが存在します。
乾燥機能には、主に「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の二つの異なる乾燥方式があります。
ヒーター式乾燥方式は、洗濯機内に内蔵されているヒーターで約100℃の温風を生成します。
それで衣服を乾燥させますが、温風による衣類の傷みや色あせ、縮みのリスクが伴います。
一方、ヒートポンプ式乾燥方式は、約65℃の温風で乾燥させるため、衣類へのダメージが少なくてすみます。
縦型洗濯機では、主にヒーター式乾燥方式が採用されています。
また、ドラム型では「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」のどちらかの乾燥方式が採用されています。
新しい洗濯機を選ぶ際には、乾燥の使用頻度や洗濯容量、機種の性能を総合的に比較検討することが推奨されます。
梅雨時に洗濯物を効率よく乾かすテクニック
梅雨時に、洗濯機に搭載されている乾燥機能を使わないで、お部屋に洗濯物を効果的に乾かす方法をご紹介します。
洗濯後に追加脱水を活用する
洗濯後、通常の脱水に加えて追加脱水を行うことで、衣類からさらに水分を除去し、乾燥時間を短縮します。
衣類を裏返して干す
衣類は、縫い目の糸が多い内側を外に向けることで、衣類の水分が空気に触れやすくなり、速く乾きます。
最適な衣類の干し場所を選ぶ
部屋干しに特に最適な場所は、湿気排出のために設計された浴室です。
さらに、浴室では換気扇も使うことでより効果的に衣類の乾燥効果を得ることができます。
また、室内のドアや障子の付近など、空気の流れが良い場所での室内干しをお勧めします。
ドア枠の上にあるスペースの段差や鴨居にハンガーをかけてドアを開けておきます。
そうすることで、空気の流れが良くなり、早く洗濯物が乾く環境が作れます。
空調機器の活用
扇風機やサーキュレーターで均一に風を当てることにより、洗濯物の乾燥を効率化します。
除湿機を使う場合は、部屋を密閉して湿気を集中的に除去すると効果的です。
さらに、洗濯物の型崩れを防ぎながら美しく乾燥させるために、以下のような工夫が有効です。
・太めのハンガーを使って、衣類の間に十分な空間を確保する
・長さが異なる衣類は、交互に干すことで空気の流れを改善する
・パンツやスカートはクリップで固定し、形を立体的に整えて干す
これらのテクニックを組み合わせることで、室内干しでも洗濯物を効率的に乾燥させることができます。
実践して、快適な室内での環境により洗濯物を効率よく乾かす体験をしてみてください。
梅雨時の洗濯が終わった後の注意点
梅雨が始まると、湿気が増し私たちの居住空間だけでなく、洗濯機の内部にも影響を及ぼします。
洗濯機内部は外から見えにくいため、湿気がこもりがちで、これは洗濯機自体や洗濯物にとっても望ましくありません。
なので、洗濯後は、洗濯機の内部をしっかり乾燥させておくことが大切です。
機内の湿気を防ぐためには、洗濯槽のフタを開けておくことが有効です。
これにより、内部の空気が循環し、湿気が逃げるのを助けます。
さらに、洗濯が終わったら、洗濯物をすぐに取り出して風通しの良い場所に干すことで機内の湿気も防げます。
雨の時期に洗濯機の乾燥機能を使わない乾燥術のまとめ
湿度の高い雨の時期には、洗濯に特別な配慮が必要です。
洗濯物の着心地と良い香りは、日常生活を快適に過ごすためにも重要なポイントになります。
干し方に少し工夫を加えるだけで、洗濯物の乾燥効率を大幅に改善できます。
上記で紹介した点を踏まえ、効果的な方法を選んで、ジメジメした季節も賢く乗り切りましょう。